消費者金融 倒産情報
直接お金の貸し借りを行う消費者金融は、企業としても背負うリスクの大きい業種と言えます。
グレーゾーン金利問題や貸金業法の総量規制によって利益が得られなくなったり、過払い請求の返還に追われるなどで、最終的に資金調達が困難となり消費者金融が倒産するというのが最も多いパターンです。
大手消費者金融のプロミスやアコムのように、銀行系の子会社として営業している企業は比較的安全と言えますが、武富士やアイフルのような独立系は資金繰りに厳しさもあり、2009年9月には業界第3位であったアイフルが事業再生ADRを活用して私的整理による再建を行うなどの問題も出てきています。
サラ業界は非常に苦しい冬の時代ですが、その分業界再編なども起こる可能性が高く、生き残った会社は何れまた大きく成長するでしょう。
中には廃業や倒産に追い込まれた会社も存在しますが、民事再生を行ったり、他社に事業譲渡するなどをして、営業を継続している所も少なくはありません。
事実上倒産に追い込まれた会社
マキコーポレーション
1989年にゴルフ会員権売買の会社としてスタートした翌年に貸金業へ参入。
「ふくふくローン本田ちよ」で有名となり、消費者金融やブティックホテルの経営を行うも、2007年から新規貸付を停止し、2009年5月に民事再生法を適用申請し、事実上の倒産となりました。負債総額は約106億円。
アエル
日立信販株式会社として全国展開し、無人契約機「ひタッチ君」が有名でしたが、電気機器大手の日立とは全く無関係の会社だったことから、日立クレジットに提訴されるも、最高裁判決確定まで「ローンズ日立」として営業。
その後2006年より資金調達が困難となり2008年3月に民事再生法の適用申請し倒産しましたが、その時の債権者への返済率はわずか5%だったようです。負債総額約231億円。
クレディア
消費者金融の中堅組として東証一部への上場をも果たしたクレディアも、過払金返還請求による問題で、財務が急速に悪化したパターンです。貸金業法等の改正により、引当金を積まなければならなくなった為資金不足に陥り、2007年9月に民事再生手続を申請、上場廃止となりました。現在はクレディアのすべての事業を新会社となる「フロックス」に譲渡し、再出発を始めています。負債総額は約757億円。
